GeminiとCodexの違いと使い分け|調査・構成・実装を分けて考える
Geminiは調査、要約、表整理、Google系作業の整理に向きます。Codexはコード、HTML/CSS、ページ化、内部リンク、公開前確認に向きます。どちらか一方が上という話ではなく、調査と実装を分けると作業の流れが見えやすくなります。
このページでできること
Codexを外部AIツールや制作ツールと組み合わせる時に、役割分担、公開前確認、Secrets注意、公式誤認を避ける見方を整理できます。
Geminiに向く作業
- 調査や要約を整理する
- 構成案や表を作る
- Google Drive、Docs、Spreadsheet、Calendarに関係する作業を整理する
- ただし公式仕様や最新機能は断定しない
Codexに向く作業
- HTML/CSSやページ実装を進める
- 内部リンクとsitemapを確認する
- Search Console反応後のページ補強を行う
- 公開前にtitle、description、H1、canonical、robotsを確認する
組み合わせる流れ
- Geminiで調査と構成案を作る
- Codexでページ化する範囲を決める
- 公開後にSearch Consoleで反応を見る
- SEOや集客の成功を保証しない
比較表
| 観点 | 外部AI/制作ツール | Codex | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 主な役割 | 調査、整理、デザイン案、文章案 | HTML/CSS、ページ化、リンク整理、確認作業 | 公式連携や自動変換を断定しない |
| 公開前確認 | 内容、素材、権利、表現 | title、description、H1、canonical、robots、内部リンク | SEO、問い合わせ、収益を保証しない |
| 安全面 | 個人情報、未公開情報を入れない | Secrets、APIキー、token、.envを入れない | 人間の確認を残す |
チェックリスト
- □ Geminiに任せる調査範囲が明確か
- □ Codexに実装させる内容が明確か
- □ Google系サービスの公式仕様を断定していないか
- □ SEOや集客を保証していないか
- □ 公開前確認が入っているか
よくある質問
- Codexと組み合わせれば自動で完成しますか?
- 完成を保証するものではありません。素材、文章、権利、表示、リンク、公開前確認を分けて確認します。
- 公式連携として書いてよいですか?
- このページでは公式連携を断定しません。提供範囲や仕様は各サービス側で確認します。
- Secretsを貼ってもよいですか?
- APIキー、token、.env、SSH鍵、DB情報、個人情報、顧客情報は貼らない前提で扱います。
- SEOや集客は保証されますか?
- 保証はできません。ページ化や導線整理は、確認しやすくするための作業です。
- 人間の確認は必要ですか?
- 必要です。AIが作った案は、公開前に内容、権利、事実関係、表示を確認します。
実際の分担例:1ページを公開するまで
役割分担の話は抽象的になりやすいので、1ページを作って公開するまでの流れに当てはめてみます。ここでは「読者からよく聞かれる質問を1ページにまとめる」という、よくある作業を例にします。
- ①材料を集める(Gemini):手元のメール、問い合わせメモ、既存ページの本文を渡し、質問を種類ごとに分類させます。この段階で答えを書かせる必要はありません。何を扱うページなのかを決めるための整理です。
- ②構成を決める(人):分類結果を見て、1ページに収める範囲を自分で決めます。ここをAIに任せると、網羅的すぎて焦点のないページになりがちです。
- ③本文を書く(人+Gemini):自分で書いた原稿を渡し、「重複している段落」「説明が飛んでいる箇所」を指摘させます。書かせるより、書いたものを点検させるほうが精度が出ます。
- ④ページにする(Codex):HTMLへの落とし込み、既存ページと同じ見た目の適用、内部リンクの追加、sitemapへの登録。ここは繰り返し作業なので、実装側のAIに任せる価値があります。
- ⑤公開前の確認(人):title、description、H1、canonical、robotsメタ、リンク切れ。この5点だけは、誰が作ったページでも人が目で見ます。
この流れで分けると、どこで詰まったのかが後から分かります。内容が薄いなら①②の問題、見た目やリンクの問題なら④の問題、というように切り分けられるためです。
分担がうまくいかないときの見直し方
「AIに任せたのに手戻りが多い」と感じるとき、原因は多くの場合ツールではなく、境界の引き方にあります。よくある3つのパターンと対処を挙げます。
| 症状 | 起きている原因 | 見直し方 |
|---|---|---|
| 出てきた文章が一般論ばかり | 調査側に自分の事情を渡していない | 読者、扱う範囲、既存ページとの違いを先に文章で書いてから渡す |
| 実装のたびに見た目が崩れる | 参照すべき既存ページを指定していない | 「このページと同じ構造で」と実物を基準に指示する |
| 公開後に事実の誤りが見つかる | 確認工程を人が持っていない | 数字・日付・固有名詞・引用元の4点を公開前に必ず自分で確認する |
もう一つ、意外と多いのが片方に両方をやらせようとしているケースです。調査役に実装まで頼むと、それらしいコードは返ってきますが、既存サイトの構造とは合いません。逆に実装役に調査から任せると、手元の事情が反映されないまま形だけ整ったページができます。どちらも、境界を引き直せば解決します。
なお、どちらのツールに対しても、APIキー、token、.envの中身、DBの接続情報、顧客情報は渡さない前提は変わりません。作業を速くするための工夫が、取り返しのつかない事故につながらないようにしてください。