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Gemini 3.6 Flashは速さと性能を両立できた?

Gemini 3.6 Flashは最上位モデルの絶対性能より、実務で回しやすい速度、価格、十分な知能の組み合わせを狙ったモデルです。最新の第三者測定から実像を確認します。

最上位ではないが、速さと価格の均衡が強み

Artificial Analysisの最新ページでGemini 3.6 Flash(high)はIntelligence Index 50271.0 tokens/s。同価格帯の推論モデル中央値31を上回る知能指数と、高い出力速度を両立しています。

速度値は固定ではありません。7月22日付の記事では毎秒303.6トークンと紹介されましたが、7月23日に確認したArtificial Analysisのモデルページは271.0トークン/秒を表示しています。プロバイダー、負荷、測定条件、集計更新で変わるため、利用時点の値を確認してください。

最新ベンチマークと料金

指標最新確認値読み方
Intelligence Index50同価格帯推論モデル中央値31を上回る
出力速度271.0 tokens/s出力開始後の生成速度
TTFT12.72秒最初のトークンまで。推論時間を含む
入力料金1.50ドル / 100万tokensGoogle APIの掲載価格
出力料金7.50ドル / 100万tokens入力より高いため長文出力に注意
キャッシュヒット0.15ドル / 100万tokens通常入力から90%割引
コンテキスト100万tokens長文入力に対応

出力は速いが、最初の回答まで12.72秒

tokens/sはストリーミング開始後の速度です。推論モデルでは回答前に考える時間があり、TTFTは12.72秒でした。短い質問での体感速度は、出力速度だけでなくTTFTも含めて評価します。

3.5 Flashと同じ指数50、時間効率を改善

Artificial Analysisは3.6 Flashが3.5 Flashと同じ指数50を維持しながら、タスク所要時間を短縮したと報告しています。Googleはコーディング、知識作業、マルチモーダル処理、エージェント効率の改善を掲げています。

キャッシュを使える反復処理ほど有利

入力1.50ドル100万tokens当たり。
出力7.50ドル長い回答では出力費用が効く。
キャッシュ0.15ドル固定文脈を再利用する処理と相性が良い。

ベンチマークだけで決めない

  • 自社の入力長、出力長、ツール呼び出しで再測定する。
  • highとmediumの推論設定を分けて比較する。
  • 知識の信頼性は個別タスクで検証する。
  • 速度、TTFT、成功率、再試行費用を一緒に記録する。

確認した情報源