最初に結論
Geminiで文章を直す時は、意味が変わっていないか、専門的に問題がないかを必ず確認しましょう。
個人情報・機密情報・著作権・誤情報の注意
- 個人情報、会社情報、顧客情報、未公開資料、認証情報は入力しない。
- 文章、画像、引用、要約では著作権や利用条件を確認する。
- AIの回答は間違う可能性があるため、重要な内容は一次情報や専門家で確認する。
- 医療、法律、金融、安全に関わる判断をAIだけで行わない。
「直して」ではなく「指摘して」
書いた文章の点検にAIを使う時、最も効くのは直させないことです。全文を書き直させると、自分の文章ではなくなり、どこが問題だったのかも分かりません。次のように頼んでください。
以下は私が書いた文章です。直した文章は書かないでください。①分かりにくい箇所 ②重複している内容 ③根拠が示されていない断定、の3点だけを、該当箇所を引用しながら指摘してください。
指摘だけをもらえば、直すかどうかは自分で決められます。指摘の半分は採用しなくて構いません。意図があって書いた部分まで平準化されるのを防げます。
種類別に見るところを変える
| 文書の種類 | 点検を頼む観点 |
|---|---|
| 社外へのメール | できない約束、用件が後ろに来ていないか、敬語の過剰さ |
| 提案書・企画書 | 結論が先にあるか、根拠が示されているか、抜けている論点 |
| 手順書・マニュアル | 順番の飛び、前提の説明漏れ、初めての人が詰まる箇所 |
| 公開する記事 | 断定表現、出典の有無、他の記事と同じことしか書いていない箇所 |
| 報告書 | 事実と意見が混ざっていないか、数字の根拠 |
観点を指定しないと、誤字と読点の位置しか指摘されません。誤字の指摘は最も価値が低い点検です。そこは最後に回してください。
AIには判定できないこと
点検を頼んでも、次の項目は分かりません。人が見る必要があります。
- 事実が正しいか。文章として整合していても、書かれている内容が事実かどうかは判定できません。数字・日付・固有名詞・引用元は自分で確認します。
- 相手にどう伝わるか。関係性や過去の経緯を知らないため、丁寧すぎる/そっけない、の判断はできません。
- 社内で通るか。決裁の慣習や、触れてはいけない話題は、その組織にしかない事情です。
- 本当に必要な文書か。そもそも作らなくてよい資料を、きれいに整えてしまうことがあります。
点検に出す文書に、顧客名や未公開の情報が含まれている場合は、伏せ字に置き換えてから渡してください。文章の構造を見てもらう目的なら、固有名詞は必要ありません。共有ドキュメントで作業している場合は、共有範囲もあわせて確認してください。
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