最初に結論
医療系では、Geminiを文章整理の補助にとどめ、診断、治療判断、個別症状の判断には使わないことが重要です。
個人情報・機密情報・著作権・誤情報の注意
- 名前、住所、電話番号、顧客情報、会社資料、認証情報は入力しない。
- 文章、画像、引用、要約では著作権や利用条件を確認する。
- AI回答は間違う可能性があるため、重要な内容は一次情報や専門家で確認する。
- 医療、法律、金融、安全に関わる判断をAIだけで行わない。
診療そのものには使わない
最初に線を引いておきます。診断、治療方針、投薬の判断にAIを使うことは、このページでは扱いません。医療行為は有資格者が行うものであり、患者ごとの事情を知らないAIが判断に関与してよい領域ではないためです。所属する施設の方針、および関係する法令やガイドラインに従ってください。
このページで扱うのは、診療以外の事務・広報・案内文に限った使い方です。
事務や案内で使える場面
小規模な医院・クリニックでは、事務作業に割ける人手が限られます。次のような、患者個人に紐づかない作業であれば、時間の短縮につながります。
- 院内掲示・お知らせの文面:休診の案内、受付時間の変更、混雑時のお願い。分かりやすく、かつ角の立たない書き方に整える作業です。
- よくある質問の整理:受付で繰り返し聞かれることを、掲示やサイト用の文章にまとめます。
- 持ち物・準備の案内:検査前の注意事項など、決まった内容を読みやすく整えます。内容の正しさは必ず院内で確認してください。
- 求人票とスタッフ向け手順書の下書き:構成を作らせ、中身は自分で書きます。
- 多言語の案内文:外国語の案内を作る場合、訳し戻して意味が合っているか確認したうえで使います。
入力してはいけない情報
医療機関で扱う情報は、要配慮個人情報にあたるものが含まれます。次のものは、伏せ字にしても入力しないでください。
- 患者の氏名、生年月日、連絡先、診察券番号、保険情報
- 症状、検査結果、画像、診療録、処方の内容
- 予約状況、来院履歴
- スタッフの個人情報、勤務状況
「個人が特定できないように加工したつもり」でも、症例の記述は組み合わせによって特定につながることがあります。患者に関する情報は、そもそも渡さないという運用にしておくのが確実です。
患者向けの文章を出す前に
医療機関が出す文章は、読む側にとって重い意味を持ちます。公開・掲示の前に、次を確認してください。
- 効果や結果を断定していないか。治る、改善する、安全である、といった表現は、広告に関する規制の対象になり得ます。
- 症状に関する説明が混ざっていないか。案内文のつもりでも、AIが一般的な医学的説明を足してくることがあります。不要なら削除してください。
- 医療広告のルールに沿っているか。ウェブサイトや掲示物には、記載できる内容の定めがあります。判断に迷う場合は、所管の窓口や専門家に確認してください。
- 院内の誰かが目を通したか。AIが作った文章をそのまま掲示しない、という手順を決めておいてください。
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