Googleサービス・Gemini非公式ガイド

GeminiとGoogle Driveで機密ファイルを扱う時の注意点

GeminiとGoogle Driveで共有範囲、機密資料、顧客情報、社内ファイルを扱う前の注意点をまとめます。

最初に結論

DriveのファイルをGeminiで扱う前に、その資料を外部サービスやAIに入れてよいかを確認します。

個人情報・機密情報・著作権・誤情報の注意

  • 名前、住所、電話番号、顧客情報、会社資料、認証情報は入力しない。
  • 文章、画像、引用、要約では著作権や利用条件を確認する。
  • AI回答は間違う可能性があるため、重要な内容は一次情報や専門家で確認する。
  • 医療、法律、金融、安全に関わる判断をAIだけで行わない。

共有範囲が実際の危険箇所

Driveでの事故は、ファイルの中身ではなく設定で起きます。次の4つが、実際に問題になる場面です。

  • フォルダごとリンク共有にした。1つのファイルを渡すつもりが、その中の未確認の資料まで見える状態になります。共有は案件のフォルダ単位に限ってください。
  • 「リンクを知っている全員」のまま放置した。一時的に広げた設定を戻し忘れる例が最も多いです。共有した日をメモしておき、用が済んだら戻します。
  • 共有相手が退職・異動した。アクセス権は自動では消えません。定期的に共有先の一覧を見てください。
  • コピーが増えた。誰かがダウンロードした時点で、こちら側の設定は効きません。

AIに参照させる場合

Driveの内容をAIに整理させる場面では、次の点を押さえてください。

確認理由
そのファイルを渡してよいか顧客情報や契約書は、社内規定で扱いが決まっていることが多い
必要な部分だけ渡せないかファイル全体ではなく、該当箇所の抜粋で足りる場合がほとんど
返答が妙に一般的でないか権限が無くて参照できていない可能性がある
取引先との契約に制約がないか受託業務では、資料の取り扱いが契約で縛られている場合がある

3行目は覚えておくと役に立ちます。参照できていない時ほど、それらしい一般論が返ってきます。中身が具体的でないと感じたら、まず権限を疑ってください。

置き方で防げること

  • 公開できるかどうかでフォルダを分ける。「公開済み」「公開予定」「確認中」の3つ。種類で分けるより事故が減ります。
  • 認証情報は置かない。APIキー、パスワード、.envの中身、データベースの接続情報。共有ドライブに置いた時点で、想定より広い範囲に届きます。「一時的に置いてすぐ消す」は、履歴が残るため対策になりません。
  • ファイル名に個人名を入れない。一覧を共有した時、名前だけで内容が推測できてしまいます。
  • 削除の前に確認する。共有ドライブでの完全削除は、他の人の作業も止めます。

素材やファイルの整理のしかたはDriveを作業の受け渡し場所にするにまとめています。

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