最初に結論
わかりやすい説明を頼む時は、対象者、前提知識、例え話の有無を指定すると理解しやすくなります。
個人情報・機密情報・著作権・誤情報の注意
- 名前、住所、電話番号、顧客情報、会社資料、認証情報は入力しない。
- 文章、画像、引用、要約では著作権や利用条件を確認する。
- AI回答は間違う可能性があるため、重要な内容は一次情報や専門家で確認する。
- 医療、法律、金融、安全に関わる判断をAIだけで行わない。
「わかりやすく」は3つの軸で指定する
「わかりやすく説明して」とだけ頼むと、返ってくるのは文章が短くなっただけの説明であることが多いです。わかりやすさは一つの尺度ではないため、次の3軸のどれを求めているかを指定すると結果が安定します。
- 誰に向けた説明か:小学生、その分野を知らない大人、隣の部署の担当者、家族。相手が変われば省いてよい前提が変わります。「小学生向けに」は強い指定で、専門用語がほぼ消えるかわりに正確さも落ちます。
- どこまでの深さか:一言で言うと何か、仕組みまで知りたいのか、使い方まで欲しいのか。「たとえ話1つと、実際の手順3つ」のように形で指定すると、過不足が減ります。
- 何のために使うか:自分が理解するためか、人に説明するためか、資料に書くためか。人に説明するためなら、そのまま話せる形で出させたほうが使えます。
この3つを1文にまとめると、たとえば「隣の部署の担当者に3分で説明したい。たとえ話を1つ入れて、手順を3ステップで」という指示になります。指定が具体的なほど、返ってくる説明も具体的になります。
わかりやすくした説明が危ないとき
簡単な説明には、必ず切り捨てた部分があります。切り捨ててよい場面と、そうでない場面を見分けてください。
- 例え話が独り歩きする。たとえ話は理解の入口としては有効ですが、たとえの側の性質まで本物に当てはめると誤解になります。人に説明するときは「あくまで例えです」と添える前提で使ってください。
- 条件や例外が消える。「基本的には◯◯です」の「基本的には」が落ちた説明は、断定として伝わります。料金、手続き、制度、健康に関わる話では、この省略がそのまま実害になります。
- 数字が丸められる。簡単にする過程で、概算が確定値のように書かれることがあります。数字が出てきたら、元の資料に当たり直してください。
- 「なぜ」が消える。手順だけが残ると、状況が変わったときに応用できません。自分が理解するための説明なら、理由まで出させたほうが結局早く済みます。
簡単な説明を受け取った後は、「この説明で省いたことを教えて」と続けて聞くのが有効です。省略した点を並べてもらえば、そのまま人に伝えてよいかどうかを自分で判断できます。専門的な内容や、他人の判断に影響する内容では、この一手間を省かないでください。