安全・Gemini非公式ガイド

Geminiで法律相談のような内容を扱う時の注意点

Geminiで法律相談のような契約、トラブル、規約を扱う時に専門家確認が必要な理由をまとめます。

最初に結論

法律に関わる内容では、Geminiを一般的な整理や質問メモに使い、判断は専門家に確認します。

個人情報・機密情報・著作権・誤情報の注意

  • 名前、住所、電話番号、顧客情報、会社資料、認証情報は入力しない。
  • 文章、画像、引用、要約では著作権や利用条件を確認する。
  • AI回答は間違う可能性があるため、重要な内容は一次情報や専門家で確認する。
  • 医療、法律、金融、安全に関わる判断をAIだけで行わない。

判断には使えないが、下調べには使える

契約が有効かどうか、権利があるかどうか、どう対処すべきか——こうした判断にAIを使うことはできません。事実関係が少し違うだけで結論が変わり、地域や時期によって扱いも異なるためです。それでも、専門家に相談する前の準備には役立ちます。

  • 言葉の意味を知る。契約書や通知に出てくる用語が分からないと、質問すら組み立てられません。用語の意味を知る用途は安全です。
  • 聞くことを整理する。相談時間は限られます。「この件で弁護士に聞くべきことを、優先度の高い順に5つ」と頼み、選ぶのは自分です。
  • 時系列を整える。いつ何があったかを並べ直すだけの作業です。相談の場で最も役立つ資料になります。
  • 相談先の候補を知る。弁護士、司法書士、自治体の無料相談、消費生活センター、労働基準監督署。どこが窓口かが分からない段階では有効です。

いずれも情報の整理であって、判断ではありません。この線を越えなければ危険は生じません。

特に誤りやすい部分

法律に関する回答は、文章として整っているぶん誤りが見えにくくなります。次の4つは、そのまま使わないでください。

誤りやすい箇所理由
条文の番号実在しない番号や、別の条文が出ることがある
判例の名前と内容それらしい事件名が生成されることがある
期限・時効の年数改正されており、古い年数が残る
「〜できます」「〜は違法です」条件次第で変わるのに断定される

条文や判例が出てきたら、実在するかだけは必ず確認してください。法令はe-Govなどの公的なデータベースで原文を確認できます。番号を引用する前に、必ず原文に当たってください。

入力してはいけない情報

法律に関わる相談は、扱う情報が具体的になりがちです。次のものは入力しないでください。

  • 契約書、通知書、訴訟資料の全文や写真
  • 相手方の氏名、住所、勤務先
  • 自分や家族の氏名、住所、生年月日
  • 金額、口座情報、案件の識別番号
  • 進行中の交渉やトラブルの詳細な経緯

用語を調べたり、聞くことを整理したりする用途であれば、「賃貸の契約で、退去時の原状回復について」程度の書き方で十分に成立します。

当サイトは法律の専門機関ではなく、ここに書いた内容も法的な助言ではありません。実際の判断が必要な場面では、弁護士などの専門家、または自治体や関係機関の相談窓口にご相談ください。急を要する場合は、AIに聞く前に窓口へ連絡することを優先してください。

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