最初に結論
調べものでは、最初から答えを求めるより、論点や確認先を整理してもらう使い方が安全です。
個人情報・機密情報・著作権・誤情報の注意
- 名前、住所、電話番号、顧客情報、会社資料、認証情報は入力しない。
- 文章、画像、引用、要約では著作権や利用条件を確認する。
- AI回答は間違う可能性があるため、重要な内容は一次情報や専門家で確認する。
- 医療、法律、金融、安全に関わる判断をAIだけで行わない。
調べ物では、答えより「論点」を頼む
調べ物でAIに答えそのものを求めると、正しいかどうかを自分で判断できません。知らないから調べているので、当然です。そこで、頼む対象を答えから論点に変えます。何を確認すればよいかが分かれば、あとは自分で調べられます。
- 論点出し:「この件を調べるとき、確認すべき点を重要な順に5つ。それぞれ、どこを見れば分かるかも添えて」
- 用語の橋渡し:「この分野で頻出する用語を10個、それぞれ1行で。検索するときに使う言い方も添えて」
- 対立点の整理:「この論点で意見が分かれている場合、どういう立場があるか。それぞれの根拠も」
- 確認先の候補:「一次情報として当たるべき機関や資料を挙げて」
- 反証の探し方:「この主張が成り立たないとしたら、どんな条件のときか」
最後の1つは特に有効です。自分の仮説を補強する情報ばかり集めてしまうのを防げます。
そのまま信じない箇所
調べ物の回答では、次の4つが誤りやすい箇所です。形で見分けられるので、内容が分からなくても警戒できます。
| 形 | 起きること | 対処 |
|---|---|---|
| 具体的な数字・統計 | 出典が無い、古い、桁が違う | 公的統計や原典で確認 |
| 書名・論文名・URL | 実在しないものが生成される | 検索して現物を開く |
| 「〜と言われています」 | 誰が言ったのか辿れない | 辿れないなら使わない |
| 制度・法律の条件 | 改正前の内容が残っている | 所管の官公庁のページで確認 |
URLについては、開かずにそのまま資料へ書き写すのが最も危険です。存在しないページが、それらしいURLとして出てくることがあります。
調べた後の詰め方
集めた資料をAIに渡して整理させる段階では、次のように頼むと精度が上がります。
- 資料を渡してから聞く:記憶に頼らせず、渡した文書の範囲で答えさせます。「この資料に書かれていないことは、書かれていないと答えて」と添えます。
- 要約と引用を分けさせる:「要約」と「原文からの引用」を別の列にすると、どこが加工された文かが見えます。
- 食い違いを探させる:複数の資料を渡し、「内容が食い違っている点」を挙げさせます。そこが論争のある箇所です。
- 最後に自分でまとめる:まとめられない部分は、まだ理解できていない部分です。
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