最初に結論
使いやすい型は「目的、条件、形式、注意点」の4つです。毎回すべてを書く必要はありませんが、迷った時の土台として使えます。
個人情報・機密情報・著作権・誤情報の注意
- 名前、住所、電話番号、顧客情報、会社資料、認証情報は入力しない。
- 文章、画像、引用、要約では著作権や利用条件を確認する。
- AI回答は間違う可能性があるため、重要な内容は一次情報や専門家で確認する。
- 医療、法律、金融、安全に関わる判断をAIだけで行わない。
型を作る意味
毎回ゼロから指示を書いていると、書き方が揺れて結果も揺れます。よく使う頼み方を型として残しておくと、質が安定し、しかも考える時間が要らなくなります。型といっても、決めるのは次の4行だけです。
- 目的:何のために作るのか(例:社外へ送るお知らせ文)
- 材料:毎回変わる部分を【 】で空けておく(例:【変更内容】【日付】)
- 制約:長さ、トーン、使わない表現
- 出力:本文だけ、表、箇条書きなど
【 】で空けておくのが要点です。空欄のまま渡せば、そこを埋めるよう促されます。実際の顧客名や金額を毎回打ち込む必要がなくなり、情報を渡しすぎる事故も同時に減ります。
そのまま使える型3つ
案内文の型
【誰】に向けた【何】のお知らせ文を作ってください。伝える内容は【要点】です。300字以内、丁寧だが簡潔に。謝罪や約束の表現は入れず、事実と日付だけを書いてください。日付は【日付】と表記します。
点検の型
以下は私が書いた文章です。直した文章は書かないでください。①分かりにくい箇所 ②重複している箇所 ③根拠が示されていない断定、の3点だけを指摘してください。
洗い出しの型
【計画】について、見落としやすい点を、起きたときの影響が大きい順に5つ挙げてください。それぞれ「何が起きるか」「事前に確認する方法」を1行ずつ添えてください。判断材料が足りない項目は、何が分かれば判断できるかを書いてください。
型を育てる
作った型は一度で完成しません。使いながら直していくものです。次の運用にすると続きます。
- 置き場所を1つに決める。スプレッドシートかドキュメント1枚にまとめます。散らばると探す時間のほうが長くなります。
- やり直した回数を記録する。何度も直している型は、条件が足りていません。
- 足すより削る。条件を増やしすぎると、指示自体が長くなって扱いにくくなります。効かなかった条件は消します。
- 結果が悪かった例も残す。失敗した指示を消してしまうと、同じ書き方をまた試すことになります。
- 実データを型に埋め込まない。顧客名や金額を型の中に書き込むと、共有したときにそのまま外へ出ます。必ず【 】のままにしてください。
型が5つほど溜まると、日々の作業の大半はそれで回ります。数を増やすことより、使う型を絞るほうが効果的です。
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