最初に結論
レポート作成では、Geminiを構成や論点整理に使い、本文と根拠確認は自分で行います。
個人情報・機密情報・著作権・誤情報の注意
- 名前、住所、電話番号、顧客情報、会社資料、認証情報は入力しない。
- 文章、画像、引用、要約では著作権や利用条件を確認する。
- AI回答は間違う可能性があるため、重要な内容は一次情報や専門家で確認する。
- 医療、法律、金融、安全に関わる判断をAIだけで行わない。
レポートの工程別・任せてよい範囲
レポート作成は工程に分けると、任せてよい部分とそうでない部分がはっきりします。工程を混ぜたまま「レポートを書いて」と頼むのが、いちばん失敗しやすい形です。
- テーマを絞る:候補出しは任せられます。「このテーマで論じられる切り口を5つ、それぞれ必要な資料の種類も添えて」と頼み、選ぶのは自分です。
- 調べる:ここは任せません。AIの回答は出典になりません。図書館の資料、公的統計、学術論文、公式サイトなど、出所の分かるものに自分で当たります。
- 構成を組む:集めた材料の一覧を渡し、順番の案を出させる使い方は有効です。論の流れが飛んでいる箇所を指摘させるのも役立ちます。
- 本文を書く:自分で書きます。書いた後で、読みにくい段落や重複を指摘させる形にすると、文章力を落とさずに質が上がります。
- 見直す:誤字、表記のゆれ、用語の不統一の指摘は得意な作業です。ただし内容の正しさは判定できません。
この分け方なら、時間のかかる整理作業だけを短縮でき、評価される部分——自分で調べ、自分で考えた形跡——は残ります。
出典と引用の扱いで失敗しないために
レポートで最も指摘を受けやすいのが出典です。次の4点を守ってください。
- AIが挙げた文献は、必ず実在を確認する。もっともらしい書名、著者名、論文名、URLが生成されることがあります。実際に開いて、その内容が書かれていることまで確かめてから引用します。
- 孫引きをしない。「◯◯によれば」とAIが書いた内容は、元の資料を自分で読んでから使います。読んでいない資料を引用文献に並べないでください。
- 引用の形式を先に確認する。提出先によって書き方が指定されています。形式をAIに整えさせる場合も、指定された様式を渡してから頼みます。
- AIを使ったことを書く必要があるか確認する。提出先によっては、利用の申告が求められます。ルールが配布資料に書かれていないか、先に確かめてください。
Googleドキュメントで作成する場合は、共有設定と変更履歴にも注意します。提出前に共有範囲を見直し、下書き段階のコメントや、他人に見せる前提でないメモが残っていないかを確認してください。
関連ページ
GeminiとGoogleドキュメントでレポートを作る時の基本GeminiとGoogleドキュメントでレポートの構成案、見出し、下書き、要約を作る時の基本をまとめます。Geminiの回答の出典や根拠を確認する時の考え方Geminiの回答の根拠、公式情報、一次情報、日付、複数ソース確認の考え方をまとめます。Geminiで調べものをした時に出典確認する考え方Geminiで調べものをした時に、一次情報、公開日、公式情報を確認し、AI回答を出典扱いしない考え方をまとめます。学校でGeminiを使う前に確認したいルール学校でGeminiを宿題、レポート、調べもの、発表に使う前に確認したいルールをまとめます。